入院給付金の「日額」は何を補うための金額なのか——この記事では、入院給付金の役割・日額の考え方・いくらに設定すべきかを中立な視点で整理します。
入院給付金とは何か
医療保険・入院保険の中核となる給付で、入院1日あたりの給付金が支払われる仕組みです。たとえば日額5,000円で10日間入院した場合、5万円が給付されます。
ただし入院給付金は「医療費の補填」ではなく、「医療費以外の自己負担(差額ベッド代・食事代・交通費・収入減少)を補う」ものとして設計されています。
入院で発生する「高額療養費対象外」の費用
| 費用項目 | 高額療養費 | 入院給付金 |
|---|---|---|
| 診察・手術・投薬 | 対象 | 対象外(補填先ではない) |
| 差額ベッド代 | 対象外 | 使途の選択肢の一つ |
| 入院食事代 | 一部のみ対象 | 使途の選択肢の一つ |
| 交通費・雑費 | 対象外 | 使途の選択肢の一つ |
| 収入減少分 | 対象外 | 使途の選択肢の一つ |
日額の設定:何を基準にするか
「日額10,000円」が定番とされてきましたが、現在の医療費・制度を踏まえると過剰な場合があります。
1
差額ベッド代を補う場合大部屋を希望する場合は差額ベッド代不要。個室希望なら1日5,000〜15,000円程度を想定。
2
収入補填が主目的の場合傷病手当金(会社員)との合算で実収入の70〜80%をカバーできるかを目安に。
3
貯蓄がある場合日額5,000円程度で最低限の補填を確保しつつ、保険料を抑える選択もある。
一般的には日額5,000〜7,000円が「バランスが良い設定」として推奨されるケースが多いです。10,000円以上は保険料が大幅に上がる割に、高額療養費と補償が重複しやすい。
よくある質問
Q日帰り入院は給付されますか?
A商品によります。「1日以上」を対象とするものと、「日帰り入院(入院当日に退院)」も対象とするものがあります。近年は日帰り手術が増えているため、「日帰り入院も対象」の商品が有利な場合があります。
Q日額5,000円と10,000円の保険料差はどのくらいですか?
A商品・年齢によりますが、日額を5,000円→10,000円にすると保険料はほぼ2倍になります。長期間支払うことを考えると、日額の設定は慎重に行う必要があります。
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